色に影響を与える特殊な印刷

これまで、肌モノのトーンジャンプを防止する目的のチェーンドットや親子ドットなどをさまざまな網点が開発されてきた。 コンベンショナルな網点を細かくした高精細印刷やFM網点も、CTP時代になり再度脚光を浴びている。 カラースペースを拡大するヘキサクローム印刷もデジタル化したからこそ可能になった技術だ。

従来の網点は、ベタ濃度は一定で、網点という面積率を横方向に変化させることによって縦方向の濃度変化を表わしている。 アナログの銀塩写真をデジタル化したのが印刷ともいえるが、これによってカラー画像の大量複製が可能となっている。

FM網点はハードドットが得られるCTPサーマルプレートとの相性が良く、モアレが問題になる絵柄への利用などに試されている。 高精細印刷は線数によって特徴が異なる。200~250lpiをCTPと組み合わせて実現するなら、印刷条件も175lpiとほとんど同じで大丈夫だ。 200lpi以上のカラー印刷になると30度モアレ同士の二次モアレであるロゼッタパターンも目立ちにくく、再度も向上し、明らかにワンランク上の質感が得られる。 しかし、250lpiを超したあたりからドットゲインも急激に大きくなり、トーンもドットゲインを考慮した浅めの再現カーブが必要になってくる。

一方、色域を広げた印刷がここにきて進化している。多色インキによる広色域印刷では6色のPantone Hexachromeがコンソーシアムを中心として日本に合った品質のプロファイルやツールをリファインしている。

しかし最近活発なのがCMYK四色のままで再現色域を広げたKaleido、Wakimizuなどのインキだ。 何といっても今までの印刷機をそのまま使用できるのが魅力だが、色のつながりが、色数が少ない分良いのも特筆すべき点だ。


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